あとがき


ここから先ははネタバレを含みます。
まだエンディングを迎えていないうちは見ない方が無難かも。

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(再掲)
ここから先ははネタバレを含みます。
まだエンディングを迎えていないうちは見ない方が無難かも。





































おはようございますorこんにちはorこんばんはorはじめまして、
ほくほくブル〜です。
今作でもここではいろいろ話そうと思います。
相変わらずボリューム満載なので覚悟してください(笑)

ストーリー詳細

前作(ポイントバリア -Before X'mas-)の数年前の出来事。
舞台は魔法王国シルバーエリアの魔法大学。
今年のディスクスライダートライアルパーティも
大変賑わいそうだ。

♪No.01:ディスクスライダー
 知的な雰囲気を目指した、タイトル画面の曲。
そして前作のオープニングの旋律を一部継承。

♪No.02:魔法大学(Silver Magic University)
 ストーリー中、及びノーマルのステージの時の曲。おそらく最も長い間聞くであろう曲。
なので聴き心地が良いように良いように・・・・・・
明るく平和な雰囲気の魔法大学というイメージ。それはもう、いじめとか生徒が
荒れるとかとは無縁な。

ラック(風の魔法使い)
 本作の主人公。
 魔法大学に入学してまだ1年経っておらず、初めてのディスクスライダー
トライアルパーティであった。更にディスクスライダーも初挑戦であり、
入門的な問題から始めたが、目覚しい上達を遂げ、パーティが始まる頃にはすでに
上級者並の実力を得ていた。対人戦の連戦もこなし、最後にはコルネリアの願いを
叶える事が出来た。

メリッサ(緑の魔法使い)
 魔法大学の講師のひとり。
 ラックのディスクスライダーの上達の早さを最初に見抜いた。メリッサは
コルネリアとは親友の関係で、よく時計塔最上階(景色が良い)で話をしていた。
とあることで発した言葉がコルネリアに伝わり、夜の時計塔での奇跡をもたらす
きっかけとなった。

ラックとの対戦の後・・・

メリッサ「こんにちは。参考になりそうな学生は見つかりましたか?」
エレン「おや、なぜ私がここへ調査しに来たと分かったんですか?」
メリッサ「毎年の事だから、見ていると何となく分かるのよ。まあ、
 別に追い出したりとかはしないから安心していいわ。そうねぇ、
 ラックっていう子はどうかしら?。ディスクスライダーの上達が
 早いのよ。」
エレン「ですがディスクスライダーの出来の良し悪しでは・・・」
メリッサ「でもね、ディスクスライダーは実は、魔法の実力と相関関係が
 あるのよ。多分、頭の柔らかさが関係あるんじゃないかしら。」
エレン「ほう、それは興味深い話ですね。」

エレンは噴水の方へ向かっていった。ラックを探しに行ったのかもしれない。
メリッサは時計塔の絵の方を向いてつぶやいた


メリッサ「ねえコルネリア。さっき、ラックっていう子と対戦したのよ。
 今日始めたばかりなのに、もう噴水の問題に挑戦しようとしてるのよ。
 上達が凄い早いわ。きっとコルネリアも会ったら喜ぶでしょうに。」

♪No.03:the Quiet Forest
 メリッサのステージの曲。思考系のゲームはこの位落ち着いた
感じの曲のほうがじっくり思考できるのかも。その意味でノーマルの曲
は少々軽快過ぎる?

ステラ
 魔法大学の学生。
 ステラ自身、友人は多い方だが、リティはその中でも一風変わった存在。
リティのひねった発言へのセンサーは、他の誰よりも鋭い。
 ちなみにディスクスライダーにはかなり苦戦したようだ。

リティ
 魔法大学の学生。
 博学で頭のキレもいい。しかしそれ以上に機知に富んだ発言が目立ち、
優等生的な近寄り難さは感じられない。特にステラの前では最大限にひねった
発言を投げかける。
 ちなみにディスクスライダーは非常に得意。

○図書室にて

ステラ「もう解いちゃったの?。早いわねぇ。何か、
 この問題のヒントを教えてよ。」
リティ「んー、そうねぇ・・・。T・E・A・C・Hの5文字でできる
 言葉って何かわかる?」
ステラ「・・・わかったわ、自分でやるわ。」

T・E・A・C・Hの5文字で出来る英単語とは、
cheat

○校舎の屋上にて

ステラ「そう、さっきリティが(噴水の近くで)寝ているときよ。
 パーティのときにメイド服を着てみないかって、オタクっぽい人に
 誘われたのよ。」
リティ「メイド服を?、とてもかわいそうね。」
ステラ「うん、もちろん断ったわ。私がメイド服を着るなんて・・・・・・
 ・・・あっ、ちょっとリティ!、冗談はやめてよ。」
リティ「でも今、最初に『うん』って言ったわね。」
ステラ「リティはいいかも知れないけど、私ははそんな趣味はないんだから。」
リティ「はいはい、わかったわ。それはそうとステラ、
 よく気がついたじゃない。」
ステラ「あなたはあんなひねったことばかり言うから、聞いてる私も
 慣れちゃうのよ。そう、きっとあなたに感化されてしまったのよ。」
リティ「じゃあそのまま感化されて、メイド服を着てみたら?」
ステラ「それは、御免だわ。それ以前に、リティもそういう趣味はないって、
 この前言ってなかった?」
リティ「でもステラがメイド服を着たら、とても似合うと思うのよ。メイド服が、
 いかなるものかは別としてね。」

美味しそう→美味しい
熱そう→熱い

つまり

かわいそう→かわいい

そりゃないよリティさん!

けどリティが最後に言った言葉、客観的な絶対評価を出来るのは

○玄関前にて

リティ「なんか誰かがテレパシーでメッセージを送っている
 気がするのよ。」
ステラ「どんなメッセージ?」
リティ「よくわからないわ。でもわかるのは、送り先は私では
 ない事と、メッセージが、コルネリアさんの声だということ。」
ステラ「コルネリアさんは去年に、亡くなられた人よ。それに
 テレパシーって、第三者が聴けるようなものなの?」
リティ「普通は聴けないわ。どうやら、不特定に送っている
 みたいなのよ。」
ステラ「私は全然聞こえなかったけど・・・。ところで何で送り先は、
 あなたじゃないってわかるの?」
リティ「それはね、メッセージの最初のほうがね、『ラック』の
 呼びかけで始まっているから。」
ステラ「ラック?、誰なのかしら。」
リティ「私以外の誰かさん。」

リティさん興味無いの?
まあ、他人事には首を突っ込まないのはセオリーか

エレン(火炎の魔法使い)
 とある企業の依頼で、魔法大学の学生の能力評価を目的にここへ来た。
トライアルパーティの日は、出入りが自由なので非常に行動しやすい。
講義の様子を見れないのは欠点だが・・・。とりあえず適当に問題対戦を
しながら様子を見ていたが、ふと順調に問題を解いている学生を見つけた。
もしやさっき講師が言っていたラックという学生なのでは?、その読みは
当たった。魔法的な才能を感じ取ったエレンは、しばらくラックの様子を
見る事にした。

♪No.04:砂漠の魔法使い
 エレンのステージの曲。
荒野を生きる火炎魔法使いというイメージ。カウボーイ?
いや、カウガール(そんな言葉聞いたことが無い)

レイ(飛行と氷の魔法使い)
 前作にも登場したキャラクター。相変わらず「俺は勝つぜ」。
何と王女直々の依頼で来た。その内容は、大学内で何者かによって
発せられているテレパシーの正体の究明。とりわけ過去に別所でテレパシー
による洗脳事件が発生していた事もあり、それを懸念しての依頼だった。
 テレパシーの探知機は知り合いの魔法道具研究者のベリーから譲り受けたもの。
レイはテレパシーが時計塔からのものであること、送り先は不特定のようだが、
特定の数人にいくらか集中していることを見出した。その中の一人である
ラックを重点的に見る事にした。その最中、とある魔法使い(エレン)
がラックの様子を伺っているのを発見。レイにはエレンは不審に見えた。

○玄関前にて

レイ「あの学生がそんなに気になるのかい?」
エレン「ああ、非常に興味深い。」
レイ「・・・ずいぶんと素直だな。だが連れ去ろうというのは
 いただけないな。」
エレン「おいおい、別に拉致しようっていうつもりはない。何の話だ?」
レイ「過去に起きたテレパシーによる洗脳事件を知ってるか?
 今、大学内で不審なテレパシーが送られている。俺はその調査に来た
 からな。俺はお前を監視するから、どうせなら正体を明かした方がいいぜ。」
エレン「なるほど、それであんな話が出たのか。まあ私は、大学卒業の学生を
 起用しようとしているある企業の依頼で、ここの学生の評価をしに来た。
 嘘だと思ったら企業に問い合わせても良い。ラックは優秀そうだから
 詳しく調べようと思ったまでだ。」
レイ「ただの人材評価か。」
エレン「ただのとは何だ・・・・・まあ、そういうことだ。」
レイ「何だ、そうだったのか。」
エレン「まあ、彼のことなら、私も協力するぜ。もちろんあの事は内緒にする。」
レイ「それはありがたい。」

♪No.05:Supersonic Sky Wizard
 レイのステージの曲。
 空高くをを高速で飛ぶレイ。スピード感は出ただろうか。
ちなみにsupersonicだからといって本当に超音速で飛んでいるわけではない。

メグ(ホワイトクリスマス)
 前作にも登場したキャラクター。今回は持ち前の明るさをいかんなく発揮。
魔法大学の学生ではない。お祭り事は大好きで、ディスクスライダー
トライアルパーティも楽しみにしていた。

♪No.06:Happy White X'mas
 メグのステージの曲。
 前作のとある曲のアレンジ。今回はストーリー上の制約が無かったので
雰囲気はかなり明るくなった。

シグマ(ブラッククリスマス)
 前作にも登場したキャラクター。今回は混乱魔法は受けていないので
正常なシグマは事実上初登場。が、怪しい雰囲気はシグマの特性らしい。
メグの話を聞いて、大学に行ってみた(夜中に)。

○ビッグクリスマスツリーの近くにて

シグマ「で、結局対戦はどうだったんだ?」
メグ「5勝2敗って感じかな。」
シグマ「あの問題で2敗か、パーティ自体のレベルが上がったのか。」
メグ「んー、相手がたまたま凄い人だったからかな。リティって人には
 あっという間に解かれちゃったし、ラックって人も強そうな感じだったし。
 シグマも行けばよかったのに。」
シグマ「だな。まあ、今から行ってみるか。」
メグ「もうパーティは終わっちゃったし、こんな夜中じゃ不審者になっちゃうよー。」
シグマ「大丈夫だ、ちょっと見に行くだけだ。」

♪No.07:暗闇の訪問者
 シグマのステージの曲。
 クールに不気味。

コルネリア(時計塔の幽霊)
 コルネリアは魔法大学の講師であった。今年のディスクスライダートライアル
パーティも、特別な問題を用意して心待ちにしていた。しかし、とある事故で命を落とす。
その事故というのは時計塔で起こった。時計塔はコルネリアのお気に入りの場所だったが、
老朽化によって足元の階段が崩れ、転落してしまったのだ。これを受けて、時計塔を解体、
新築する事が決まった。施工日はパーティの一日後に決まった。
 コルネリアの霊魂は生前の魔力で時計塔に留まっていた。パーティのために用意した
問題を対戦に使えなかったのが心残りだったのだ。しかし、幽霊となった身では対戦を
実現するのは困難であった。時計塔は立ち入り禁止になり、滅多に人が入ってくる事は
無かった。増してはディスクスライダーに精通している者に会う事は・・・。そして、
時計塔の解体。コルネリアが留まる事が出来るのもこの日までである。そこでコルネリアは、
今年のディスクスライダーパーティの日が最後のチャンスだと思うようになった。
 準備はその数日前から始まった。生前に多少かじった程度のテレパシーの知識を総動員して
他者にメッセージが送れるかを試した。程なくして大学内では正体不明のテレパシーが話題に
なった。テレパシーは成功だった。
 そしてパーティ当日。コルネリアはメリッサがふと時計塔の絵に向かって発した言葉を
聞き逃さなかった。ラック・・・、コルネリアはラックに来てもらう事にした。ラックが
誰なのかわからないので、テレパシーを大勢の人に送った。ただし全くの不規則ではなく、
ディスクスライダーの問題の解き具合によって受信精度が変わるような仕掛けを施した。
ステラがテレパシーを全く感知できず、リティがテレパシーを正確に受け取ったのは
これが原因である。
 テレパシーでは場所を明言しなかった。いや、できなかった。数日前に行なったテレパシー
実験が災いして、警戒されてしまったからだ。調査関係者に占拠されてしまっては対戦はほぼ
不可能になるだろう。コルネリアは、ラックの話をメリッサから聞いた事、メリッサは自分の
お気に入りの場所が時計塔であることを知っている事に望みを託した。
 ラックは時計塔に来た。二人ほど付き人がいたが、幸いエレンもレイも話の分かる人だった。

 副題のSpiritual Challenger。「霊的な挑戦者」。これはコルネリアの事。
回答者だけが挑戦者ではない。出題者も挑戦者である。
もう一つ、「精神的な挑戦者」。コルネリアは目の前で問題を解いてもらえるのを望んでいる。
ラックはコルネリアの前で解いて見せたいと思っている。これは勝ち負けの問題ではない。
2人はより高度に知的な対戦をしている。
 実はこれが今回のテーマ。思考系のパズルゲームには不向きであろう時間制限付き対戦を導入
したのもコルネリア戦のため。できればコルネリア戦まではプレイして欲しいなぁ。
(と言っても、ここを見ているという事はすでにエンディングを迎えていると言う事か(笑))

 エレンとレイが固唾を飲んで見守る中、ラックはコルネリアの問題を解いて見せた。
ラックはコルネリアの期待に応えることが出来た。その後の展開は速かった。
新たな問題に戸惑っている隙に、コルネリアの姿は無くなっていた。

♪No.08:Spiritual Challenger
 コルネリアのステージの曲。
 コルネリアの願い。それに応えようとするラック。真剣だからそれだけ
楽しさも大きくなる。強い思いと、楽しさを共存させた(つもり)。
テーマに関わるので、特に丁寧に時間を掛けた曲。

♪No.09:何かが起こりそうな夜
 ストーリー終盤の曲。
 タイトルの通り。好奇心と不安から来る焦りの気持ち。

♪No.10:After the Party
 エンディングの曲。
 一大イベントは終わり、平常の生活に戻った。
その時の出来事を思い浮かべている感じ。

製作において

 前作と比較して変わった事をいろいろ話そうと思います。
 ゲーム自体は、前作はアクション、今作はパズルで比較しようが無いので、
グラフィックや音楽の話になりますが・・・。

 グラフィック面では、今回は全面的に32bitテクスチャを導入しました。
特にノーマルのストップポイントの虹色模様は16bitと32bitでは大分変わりますね。
その分データ容量は食いますが・・・、思いのほかLHA圧縮を施すとサイズは小さく
なる方なので、あまり問題にはなりませんでした。それよりもLHA圧縮の効果が殆ど
得られない上に、データ自体の容量も多い音楽データの方が扱いが大変です(後述)。
 次にゲーム中の処理。加算合成を導入しました。フィールド上のオブジェクトにも
加算合成が適用されています。特に光を発する特殊効果の表現に有効な手法です。
 あと、文字描画についてはテクスチャを用いました。今回は漢字のテクスチャは
用意しませんでしたが、今回で仕組みは整ったので、次回作以降は文字は漢字も
含めてテクスチャで表示するかもしれません。

 音楽については、当初は44100Hz、16bitステレオの.wavデータでした。しかしこれの
データサイズは悲惨です。全部足したら100MBは余裕で超えます(汗)。前作では、
フォーマットを22050Hz、8bitモノラルに落とす事で対処しましたが・・・。
今回はOgg Vorbisによる不可逆圧縮を導入しました。読み込み時間が増えてしまい
ましたが音質を維持しつつファイルサイズの軽減に成功した感じですね。しかも
ステレオのまま。
 ゲーム中では曲の任意部分のリピートが出来るようにしました。これで前奏まで
戻ってしまう事もなくなりましたよ。
 あと、音の大きさには注意をしました。というか、上限を超えてカットオフされない
ようにしました(前作はそこのところ全然考えてなかったからなぁ(汗))。

最後に

 とは言っても、言いたい事はもうここまでで言い切った感が
あるのですが(笑)
 このゲーム、一人用のパズルですが、ステージを作って、他の人に
挑戦してもらうという、対戦要素があります。さすがにそれを理由に
このゲームで「多人数対戦型パズルゲーム」を名乗る勇気はありませんが(笑)
何かステージが出来たら是非教えて欲しいです。場合によってはサイト上にも
公開するかも。

 最後に、このゲームをプレイして頂き(しかも、あとがきを最後まで
読んでいただき)、本当にありがとうございます。

by ほくほくブル〜

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